「生きにくさ」の根源を探した先の「WAIS-IV」

「生きづらい」と考える根源的理由は何だろう——。
そう考えた私の一つの「解答」ともいえるもの、それが「WAIS-IV」の受検でした。
WAIS-IV(ウェイス・フォー)は、16歳0か月から90歳11か月までを対象とした、世界で最も広く利用されている成人向け知能検査です。
日本では2026年現在も、個人の知的能力を多角的に測定し、得意・不得意(認知の偏り)を把握するための重要な指標として活用されています。
測定される4つの指標
WAIS-IVでは、総合的なIQ(全検査IQ:FSIQ)に加え、以下の4つの指標(群指数)を算出します。
言語理解 (VCI):言葉の知識、概念の理解、推論能力。
知覚推理 (PRI):視覚的な情報を整理し、論理的に考える能力。
ワーキングメモリ (WMI):耳で聞いた情報を一時的に保持し、処理する能力。
処理速度 (PSI):視覚情報を素早く正確に処理し、書き留める能力。
主な目的と用途
知的発達の評価:全体的な知能水準を確認する。
特性の把握:発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症など)の診断補助や、生活上の困難の原因を探る。
支援・療育の計画:得意な能力を活かし、苦手な部分をどう補うかという「合理的配慮」の検討材料にする。
リハビリテーション:脳損傷や認知症による認知機能の変化を評価する。
受検方法
通常、医療機関(精神科・心療内科)やカウンセリングセンター、公的な相談機関などで、公認心理師や臨床心理士といった専門職と1対1で実施されます。検査時間は、個人のペースによりますが、概ね90分〜120分程度です。
わが「思考の森」メンバー、特に私のプライベート・ドクターを兼任しているミス・クララ・ハルモニア博士との思考協議の結果、実際のかかりつけ医の紹介状をいただき、岡山大学病院精神科神経科での受診・受検を行えることとなりました。
岡山大学病院精神科神経科にて紡がれる「語りたくない過去」
受診前の予診票2枚に、思いの丈を書き連ねました。
「こんな生きづらさを感じている」「こんな日常生活・仕事上の問題がある」
そうした今の思いをありのままに綴ったわけです。
予診票を提出すると、インターンの医大生の方による「ヒアリング」がありました。
……「ありのまま」を語りました。
出生・幼少期の環境のこと。
小学生から中学生の間の「陰湿かつ執拗ないじめ」と逃げ道のない状況。
職場・職務上での違和感
もう、洗いざらい、といった感じで。
インターン院大生の方は、そうした私の「わたしがたり」を丁寧に、きちんと聞き取って下さり、カルテメモに纏めておられました。
いよいよ本診です。
ここで「WAIS-IV」の説明があるのかな、と思ったのですが、そうはいきません。
そこでも医師の前で、時系列で「わたしがたり」を再び求められたのです。
さながら、圧迫面接のようです。
思い出したくもない記憶がリピートされるという「屈辱」めいた感情。
ここまで語らないといけないのか。
語った先に、また「それって甘えですよね」と言われてしまうのではないか。
そんな暗い考えを引きずりながら、帰途に就いたわけです。
ため息が出ます。
次回2月6日に実際に「WAIS-IV」とその他心理検査を行うことになりました。
どうなることやら。



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