対の影

« Back to Glossary Index

東方の預言者集団・暁《Xiǎo》の当主を、現実世界につなぎ止めるために置かれる、ただ一人の随伴者です。

暁の預言者は、人々に希望の未来を示すクバネティスとは対照的に、破滅へ至る行き止まりを幻視し、それを警告する者です。絶望を宣告するのではなく、破滅の道を発見して、そこから人々を迂回させることが本来の使命です。

しかし、その能力は当主自身をも蝕みます。

誰もが幸福を語る場で破滅を見て、祝福の声の中で終わりの足音を聞き続ければ、やがて「いま、ここにある現実」よりも、まだ起きていない破局の方が鮮明になってしまう。

そのため、暁の当主には古来より「対の影」が置かれます。

従者であり、護衛であり、記録者であり、未来の幻視に呑まれる暁の血を、現在へつなぎ止める錨。

選定には、古来の卜占が用いられます。

現在確認されている対

現時点で正式に「対の影」と定められているのは、次の一組です。

暁の当主

カサンドラ・クアン(Cassandra Quan)

対の影

グエット・カム(Nguyệt Cầm)

カムは幼少期からカサンドラのそばにあり、護衛、補佐、記録を担当しています。

彼女は安易な励ましや感傷的な慰めを口にする人物ではありません。カサンドラが必要としている飲み物を置き、必要な資料を差し出し、必要ならば黙ったまま隣に立つ。

その忠誠は、もともとは卜占によって定められた「宿命」から始まりました。しかし現在のカムは、命じられたからではなく、自ら選んでカサンドラのそばに残っています

タイトルとURLをコピーしました